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「あんずってさ、責任感が強いから、ちゃんとしてるじゃん」 「どうしたの急に?」 「仕事もキチンとやるし」 「マジどうした?」 「韓国語だって、本当に上手になったし。私より言葉知ってるし」 「マジ怖い」 「褒めてるの!私はいつもあんずに迷惑掛けてるから」 「サヨ」 「うん?」 「熱ある?」 「失礼な!私はあんずに感謝してるって話しなだけ。だからあんずがリラックスしてる姿を見れて良かったと思ったの」 「ただ飲んでるだけだけど」 「この仕事を始めてから、あんず結構ストレスためてたでしょ?日本支社問題とか、ソユン執着問題とか。兵役中の事は今もストレスだろうし」 「ストレスって言うのかな?」 「アスケアとAGEの真ん中に立ってさ。ストレスしか感じないでしょ!」 「まー、そっかな」 「あんずは常識人だから、クォンさんもそうだけど、側近スタッフ達もあんずを心配してたんだよ?」 「知らなかったわ」 「でしょうね。だからあんずが今回リラックスして酔っ払ってる姿に安堵したみたいだよ」 「ただ、飲んでただけなのに」 「その姿が良い方向に作用してるって話しだよ」 「それは、ラッキー?」 「ま、ラッキーだよね。飲んだくれの酔っ払いなのにね」 「自分の事だけど、それはヒドイな」 サヨと二人で笑い合ってしまった。
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