5

6/6
前へ
/265ページ
次へ
サヨとシウがそんな感じだったとは知らなかった。 「でも、嫌いじゃないし。私達は大人だしね」 「顔合わせずらい?」 「全然、大丈夫」 「そう?」 「うん。今は冷却期間って感じかな。元々、真剣な交際って訳じゃないし」 「ごめん、全然気づかなかった」 「そりゃ、そうだよ。私達はイチャイチャしていた訳じゃないし。ソユンみたいに独占欲強めの男じゃないからね。だから気にしないで」 「何かあったら言ってね」 「うん。大丈夫よ。シウの声とか、顔とか最高だけど、彼だけが男な訳じゃないからね。手の届かないアイドルに相手してもらっただけで、満足って感じもするし。理想と現実って事かな?」 「強がってる?」 「ううん。これが結構平気だった。自分でも驚いたけど」 「そっか。いつでも話聞くからね」 「ありがとう。あんまり気にしないでね。じゃ、お休み。また明日ね」 テラスから部屋に戻り、ベッドに入った。 サヨの話は衝撃的だった。 まさか、そんな感じになってるとは思わなかったから。 サヨはなんてこと無い感じで話していたけど、本音はどうなんだろう? 大丈夫とは言っていたけど、やっぱり心配。 少しだけ気にして見ていよう。 そして、サヨとの時間をもう少し取るようにしよう。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

218人が本棚に入れています
本棚に追加