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カメラ班のスタッフを送り出した、ちゃんと鍵を閉める。 「誰だった?」 「イサさんとこのスタッフさん。ケアルー厶にカメラ二台設置されたよ。録画よろしく」 「了解!ケア中も撮影だなんて、大変だね」 「私達も気をつけないと」 「だよね。ねぇ私にもシャンパンちょうだい」 「はい、どーぞ」 サヨと二人で海を眺める。 強い日差しが肌を刺激してくる。 これはヤバい。 絶対に焦げる。 「私は中にはいる」 「もう?」 「日焼けしちゃうよ」 「ちょっとぐらいはいーじゃん」 「ダメダメ。真っ赤になっちゃうから」 「私はもう少しこっちにいるわ」 サヨを残し、私は部屋へと戻った。 部屋の中はクーラーが良く効いている。 ちょっと温くなったシャンパンを飲み干し、ソファーへとダイブした。 最高すぎる。 ソファーでダラダラしながら、スマホを見ると、メッセージが来ている。 ヤバい、ココに来てから、スマホをだいぶ放置していた。 メッセージの羅列に、驚きながらアプリを起動した。 主にソユンからのメッセージ。 最新の時間は3分前。 やっちまったよ。 恐る恐る見ると、昨夜からメッセージが届いていた。 【一緒に寝たい!】 【もう寝た?】 【明日は何してる?】 【まさか放置】 【起きたよー】 【アンジュは寝てる?】 【こっちに来ないの?】 【……まさか】 【遊んでる?】 【アンジュがスマホから家出した?!】 【ボクばっかり、寂しい】 わぁお。 ごめんソユン。 完全に放置してたよ。
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