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「撮影はどうですか?」 「いつになくHeavenが本気で」 「本気?」 「早く終わらせて遊びに全振りしたいらしいですよ」 「誰ですか?上手いことのせた人は?」 「そりゃー、あの人しかいないじゃないですか」 「チェンさんですか?」 「流石はマネージャー長ですよ。彼らをくすぐるのが上手い」 「それを笑っているクォンさんも悪い顔してますよ?」 「彼らの良い顔が撮れたら、それに越したことはないですからね。あ、彼が気づきましたね。あの顔でずーっといてくれたら、もっとファンがつくはずなんですが」 クォンさんの視線を辿れば、ソユンに行き着いた。 こちらを見て、ニコニコとしている。 ちゃんと仕事しなさいよ!と思いながらも、彼の笑顔はやっぱり良い! 「面倒かも知れませんが、この撮影が終わるまでこちらにいてもらえますか?」 「はい。そのつもりで来ましたから」 「シャンパン用意しますか?」 「既に一本空けてきたので、大丈夫です」 「あはははっ、ホントにバカンスを満喫していたんですね」 「すみません」 「いえいえ、真木さん方の予定はオフだったので問題無いですよ」 「皆さんがお仕事中なのに」 「適材適所ですから」 「そう言って貰えると有り難いです」 「冷たい物はキッチンにあります。適当にどうぞ」 「はい。ありがとうございます」
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