8

2/5
前へ
/265ページ
次へ
『ミンジュンさん、この後お暇ですか?』 『ボク?』 『はい』 『メンバーと遊ぶから』 『私と遊びません?』 『あー、ごめんね。仕事で来てるからね』 『時間があったらで良いんで。お誘い待ってますね』 『そうだねー。時間があればね』 『ミンジュンさんからのお誘いだったら24時間何時でも来ます』 『あははっ。ボク達はずーっと仕事だよ。だから慰安旅行楽しんで』 『韓国に帰ってからでも良いので』 『縁があればね』 『楽しみにしてますね』 女子達の一人がミンジュンを口説きにきた。 私の目の前で。 わぁお。ストレートにお誘いするんだね。 『何か言いたげだね、マキヌナ』 『いーの?』 『何が』 『お断りして』 『ボクはスタッフとは遊ばない。職場恋愛はしないんだ』 『なるほどねー』 『それよりヤバいね』 『何が?』 『クォンヒョン、ブチギレ』 ミンジュンに言われてクォンさんを見ると、額に青筋が見えるんじゃないか。って程、めっちゃ良い笑顔。 コワイ。 あれはコワイ。 普段、Heavenのスタッフは気があるにせよ、隠して彼らに接している。 まぁ、男性が多い職場って事もあるんだけどね。 Heaven側近スタッフは男性しかいないし、長の下についてる、メイクさんとかスタイリストさんには女性もいるけど、あからさまな言動はしていないし、たぶんそれを表に出したらスタッフから外される。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

219人が本棚に入れています
本棚に追加