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『その言い方だと、私がなんかするみたいじゃん。しないよ?』
『ソユンに絡んだ女子、後でコテンパンにするんでしょ?』
『しません。もう、ミンジュンの中の私ってどんな人よ?』
『ソユンに冷たいくせに、ソユンに被害が出るならば、率先してケンカ売りに行く人』
『ケンカなんて、売った事ありません』
『そう?』
『そうです』
『ま、そう言う事にしとくよ。さぁ、クォンヒョンの荒ぶる姿を見ながら一杯飲もうよ。マキヌナはシャンパン?』
『私はビールで』
『シャンパンが好きなんでしょ?』
『さっき一本空けてきたから』
『ズルい。ボクらが仕事しているって言うのに』
『だって私はお休みだもん』
『じゃー、なんでココにいるの?』
『……色々あって』
『まぁ、マキヌナが来てくれたから、撮影も早く終わったし。追求しないであげるよ』
『ありがとう?』
『じゃ、ビール持ってくる』
ミンジュンは笑いながら席を立ち、ビールを取りにキッチンへと行ってしまった。
周りにはいつものスタッフ達がいて、機材を片付けたり、打ち合わせをしたりしている。
ソユンを見ると、トユンとイチャイチャしている。
相変わらずの光景だった。
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