8

4/5
前へ
/265ページ
次へ
『その言い方だと、私がなんかするみたいじゃん。しないよ?』 『ソユンに絡んだ女子、後でコテンパンにするんでしょ?』 『しません。もう、ミンジュンの中の私ってどんな人よ?』 『ソユンに冷たいくせに、ソユンに被害が出るならば、率先してケンカ売りに行く人』 『ケンカなんて、売った事ありません』 『そう?』 『そうです』 『ま、そう言う事にしとくよ。さぁ、クォンヒョンの荒ぶる姿を見ながら一杯飲もうよ。マキヌナはシャンパン?』 『私はビールで』 『シャンパンが好きなんでしょ?』 『さっき一本空けてきたから』 『ズルい。ボクらが仕事しているって言うのに』 『だって私はお休みだもん』 『じゃー、なんでココにいるの?』 『……色々あって』 『まぁ、マキヌナが来てくれたから、撮影も早く終わったし。追求しないであげるよ』 『ありがとう?』 『じゃ、ビール持ってくる』 ミンジュンは笑いながら席を立ち、ビールを取りにキッチンへと行ってしまった。 周りにはいつものスタッフ達がいて、機材を片付けたり、打ち合わせをしたりしている。 ソユンを見ると、トユンとイチャイチャしている。 相変わらずの光景だった。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

219人が本棚に入れています
本棚に追加