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あーあ、クォンさんに目をつけられた女子達はコテージから体よく追い出されてしまった。 それをスタッフ達は苦笑しながら見送っている。 スタイリスト班、確実にヤバいね。 テヨンさん、あなたの事は忘れません。 「アンジュ」 「お疲れ様ソユン」 「スマホ」 「ごめんね。放置してた」 「ヒドイ」 「ごめん、ごめん」 「ミンジュンヒョンと何を話してたの?」 「ソユンの話しだよ」 「ボクの?」 「うん」 「何の話?」 「女子に絡まれてるなー。って」 「誰あれ?」 「知らないよ?」 「ベタベタしてきて気持ち悪い」 「だよねー。トユンに感謝だね」 「マキヌナ、ボクを呼んだ?」 「トユンの事は呼んでない。こっちに来るなよ」 「ソユンヒョンばっかりマキヌナと話してズルい」 「アンジュはボクの」 「はい、マキヌナ。ビールで良いよね」 「ミンジュン、ありがとう」 「ズルい!ボクもビール!トユン持ってきて」 「はーい」 気づけば、Heavenのコテージで飲み会が始まっていた。 側近スタッフもまじり、いつもとは違う気の抜けた飲み会。 それぞれ適当に座りながら、話をしたり、ゲームをしたりと、好きな事をしている。 リラックスした表情を浮かべているのを見ると、ちょっと安心する。 最近は特に忙し過ぎたからね。 少しでも気休めが出来たらいいな。
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