10

2/6
前へ
/265ページ
次へ
「なんで、マキヌナ達だけで行けると思ったの?」 「だって、バカンスだし」 「まだまだだね。分かってないよね」 「ほら、トユン達は仕事があるでしょ?」 「ソユンヒョンを甘くみてるよ。マキヌナ達だけで行かせる訳ないじゃん。そんな事したら、仕事放り出して迎えに行くよ」 「いやいや、流石のソユンでも、それはないよ」 「あるよ。あのヒョンならやりかねない」 「……マジで?」 「マジで。疑うなら、ヒョン達に聞いてみれば良いよ。みんな同じ事を言うよ」 いや、流石にそれは。 無いよね。 無いと思いたい。 でも、もしかしたら。って不安は否めない。 ミンジュンのフェイシャルをして、ソユンが甘えに来て、撮影前にトユンがフェイシャルにやってきた。 観光はどこが良いかって話をしていた時、サヨと行く話をしたら、トユンが真面目な顔で私に注意してきたんだ。 Heavenは仕事だから、私達だけで行こうと思ってたのに。 でも、トユンの話を聞いて、考えを改める事にした。 「ボク達も観光するから、一緒に行けば良いじゃん」 「Heavenと一緒だと目立つし」 「安全だよ」 「そうかも知れないけど、ゆっくり観光もしたいし」 「それは諦めて」 「諦めたくない」 「面倒な事になるんだから、諦めなよ」 「断言しないでよ」
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

220人が本棚に入れています
本棚に追加