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「だって、しゃよヌナが口説かれたんでしょ?その話を聞いたソユンヒョン、怒ってたからね。マキヌナが口説かれた訳じゃないのに」 「えっ?」 「管理棟の食堂で口説かれたんでしょ」 「何で知ってるの?」 「見てた人がいた」 「ソユン関係無いじゃん」 「しゃよヌナが口説かれる状況って事はマキヌナがいつ口説かれてもおかしくないって」 「あははっ」 「笑い事じゃないよ。ブチギレだからね」 「えー、私関係無いじゃん」 「ボクもそう思うけど。スタッフがしゃよヌナを口説いた事にキレてたんだと思う。スタッフがスタッフを口説くなと」 「それは、仕方ないじゃん」 「まぁね。でもマキヌナの心配してるの。ソユンヒョンは嫉妬の塊だからね」 「ソユン……」 「だから、マキヌナ達だけで観光は無理」 「そうかな?」 「ボクらの為にも、諦めて。その代わり、VIP待遇で観光出来るからね」 「サヨにも言っとくよ」 「うん。そうして。シウヒョンはそれ聞いて固まってたよ」 「あー、微妙な二人ね」 「そうみたい。シウヒョンはしゃよヌナが好きなくせに、強がってるんだよ」 「そうなの?」 「うん。ソユンヒョンみたいに束縛したくないから」 「ここでもソユンが……」 「シウヒョンは、カッコつけてるだけだね」
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