220人が本棚に入れています
本棚に追加
『スタッフをナンパする人でしょ？』
『えっ？』
『ボク達、仕事でココにいるんだよ。ナンパするぐらい暇なら帰れば？』
『いや、別にナンパしてる訳じゃ。今はただ話をしていただけですし』
『インチさんの仕事で、マキヌナ達と関わりある？無いよね？』
『いや、それは……。でも彼女をナンパしてた訳じゃ』
『マキヌナだからダメとかって訳じゃないから。ボク達は仕事をしにきてるんだよ。当然スタッフの皆さんも仕事してるんだよね？インチさんも仕事があるんでしょ？』
『もちろん。仕事があります』
『じゃ、仕事して』
『えっ？はい。失礼します』
マジか。
シウ、サヨの事、めっちゃ気にしてるじゃん。
まさかシウが来るとは思わなかった。
「マキヌナ、顔に出てる」
「えーっと」
「もう、いいよ。何も言わなくって」
「シウ」
「いいってば」
「言わなきゃ伝わらないんだよ？」
「分かってるよ。ボクはただ、ソユンヒョンが来たら面倒な事になると思って」
「そーゆー事にしておくよ。でもちゃんと話しなよ」
「考えておくよ」
シウ、可愛いとこあるじゃん。
思わずニヤニヤしてしまった。
最初のコメントを投稿しよう！