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『真木さんには残って欲しいんですが、魔女が帰国は絶対と言っていて』
『クォンさん、なんかすみません』
『魔女?魔女って何?マキヌナ!こっちでも仕事はあるでしょ?』
『仕事はあるんだろうけど、日本でも仕事があるのよ。今までみたいに滞在しっぱなしにはならないかな。用があれば来る感じ?』
『そうですね。真木さんにはAGEとアスケアさんを繋いで貰いますから。メンバーが戻って来た時には、今までの様にこちらにいてもらいますよ』
『クォンヒョン、頼むよ。絶対にマキヌナを離さないでよ』
『マキはモテモテね』
『テヨンさん……』
有り難いけど、プレッシャーも大きいよ。
『それで、魔女ってなに?』
『ミンジュン。アスケアには魔女がいるんですよ』
『それは比喩?』
『私も比喩だと思ってましたが、本物なんじゃないかと思ってます』
『魔女と言えば、ナム議長の奥様も魔女よね』
『テヨンシ、同類ですよ』
『それは本物ね』
『テヨンさんも美由紀さんをご存知なんですか?』
『もちろん!お店にもお邪魔してるしね。あの人、ブランドとの繋がりがエグいから、良い商品が多くって助かってはいるけど。うん、アレはコワイ人よね。魔女ね。確かにその通りだわ』
わぁお、テヨンさんからも魔女認定されたよ美由紀さん。
『ナム議長の奥さん?あー、あの綺麗な人か』
『ミンジュン。綺麗な人には棘があるのよ。妙齢な女性は特にね』
『後妻だと思ってた。妙齢なの?』
『ええ。ねぇ、マキ。美由紀さんはおいくつ?』
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