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『あー、腹黒い人達の集まりだ』 『トユン。思っている事を口に出すのはやめなさい』 『ミンスヒョン。笑いながら言っても説得力ないよ』 『ほら、トユンのせいでバレた。早く逃げるぞ』 『ミンスヒョン、待ってよーーー』 ちょっと待って。 腹黒い人に私も含まれてるの? 嫌だわー。 めちゃくちゃ嫌だわ。 『失礼だな。ボクは腹黒くない!』 いや、ミンジュンさん。 貴方はHeavenの中では腹黒ですよ。 まぁ、そう思ってても口に出す程、子供じゃないけど。 心で思ってる分には良いよね? 「アンジュ!ここにいたんだね」 腹黒に囲まれていたせいか、ソユンがやけに眩しくみえた。 「ソユンはマキヌナが日本に帰るの知ってるの?」 「え!いつ?ボク知らないよ。また黙ってた!」 「違うよ、ソユン。すぐの話じゃなくって、夏以降の話だよ」 「あー、ボクを捨てて帰国するんだよね」 「ヒドイ言い方しないでよ」 「なんだー、ソユンは知ってたのか」 「ミンジュンヒョン、アンジュはボク達が戻ったら帰ってくるよ」 「へぇー、ソユンは理解してるんだ」 「ボクだって、分かってるよ。バカじゃないし」 「……そっか」 ミンジュン、その間はなに? 笑いそうになるのを堪えていると、同じ様に堪えてる人の姿が目に入り込む。 クォンさん、テヨンさん、肩が大きく揺れてますよ!!
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