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『私は普通にスタイリストだけど?』 『そうですか?』 『あはははっ。流石にそれだけじゃ納得しないですよ。テヨンシ、無理がありますよ』 『マキは素直だから』 『私って素直ですか?』 『素直でしょ?』 『……はい』 テヨンさんの圧に負けた。 『私の事は置いておいて。マキ達は旧正月はどうするの?』 『スケジュール入ってますよね?』 『クォンシ、1日ぐらいお休みじゃなかったかしら?』 『一応休みを取る予定ですが』 『えっ?仕事入れたの?』 『……日本支社が』 『はぁ……全く勝手な。やるの?』 『休みにしたいのですが、割と難しいのが現状です』 『日本に行くのね?』 『スケジュール調整をしています。日本支社は、本当に使えないんですよ。こちらの了承も得ずに勝手をするし。彼らのご家族の為にも旧正月は休ませたいんですが』 日本支社よ。 韓国の文化をもっと勉強しようよ! 旧正月は家族と過ごすもんなんだよ。 とても大切な行事なんだよ。 彼らが兵役に入る前の貴重な休みを潰すなよ。 『日本支社、本当にいらないわね』 『そうなんですが、いきなりはやはり難しいですからね』 『はぁ。なかなか上手く行かないもんね』 重いため息がこぼれ落ちている。 ほんと、日本支社は何をやってるんだろう?
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