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「年末までの契約延長になってるんですが、夏以降は日本に帰国する事を条件にして貰いたいんです」 『それでも契約延長は大丈夫そうなの?』 「問題ないハズです。対面での仕事があれば渡韓する旨を記載してもらえれば。住まいも一度日本に戻します」 『それは構わないけど。何かあったの?』 「私達はHeaven専属でアスケア所属ですから。Heavenがいない期間は基本的に日本に居たいんです。AGEを牽制する為にも」 『あら、あまり穏やかじゃないわね』 「AGEも色んな方がいらっしゃいます。クォンさんが頑張ってくれても、難しい場合があると思うんですよね」 いくらクォンさんが頑張ってくれても、クォンさんより力がある人が何かを言えば、それが通ってしまう。 私はHeaven以外との交流はなるべくしたくないからね。 「韓国にいれば、良い様に使われてしまう気がするんです。神田さんは日本で後進の育成を望んでますし。私も後輩を育てる事は大切だと思っています」 『そうね。確かに日本にいれば、何かあっても魔女が助けてくれるわね。まぁ韓国に居たとしても助けてくれそうだけど?』 「ちょっと聞いた話だと、AGEの内部で意見の相違が出てるみたいなんですよね。きっとその辺の話は神田さんの方が詳しいとは思うんですが」
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