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「ほら絢音、ベッド来たで?しっかりし。」
「んー…」
とあるアフター5デートの日。
いつも以上に話に花が咲き、それと同時に酒も進み、すっかり酔い潰れた絢音をベッドに寝かしつけ、藤次は上着を脱いでネクタイを解く。
「ん…うん…」
むにゃむにゃと気持ちよさそうに眠る絢音が寝返りを打つと、スカートが捲れ、黒いストッキングに覆われた、色っぽい太腿が顕になる。
「絢音…」
「んー…」
肩を揺すっても起きる気配がないので、藤次はそうっと、スカートの中に手を入れ捲り上げる。
「うわ…エロ…」
黒いストッキング越しに見る下着姿は、いつもより淫美に見えて、藤次の情欲に火をつける。
寝込みを襲うなど、恋人と言えどタブーだと分かっていても、起きるか起きないかのギリギリ感もスパイスになり、興奮が増し、身体を弄る手も早くなる。
「ああ、可愛い…可愛い…たまらん…」
暗がりに浮かぶ白い肌。ピンク色の唇、水色の下着に、黒い艶やかな髪の毛。紅潮した頬。普段見慣れない、黒いストッキング。
何もかも愛しくて、愛しくて、欲望が抑えられず、ブラをずらして胸を顕にすると、本能のままむしゃぶりつく。
「可愛い…ホンマ可愛い…もう、狂ってまう…」
唇を下に滑らせ、ストッキングに覆われた細い脚を持ち上げ、足裏にキスをする。
「むっちゃええ匂いする。俺にこんな変態みたいな事させるやなんて…ホンマ、罪な女や…」
言って、チュッチュと足の裏や指先を口で愛撫しながら、シャツを脱ぎ捨てる。
「ああ、ここもエエ匂いさせて…たまらん…」
ストッキング越しに濡れた秘所に顔を埋めて匂いを堪能した後、徐にスマホを取り出し動画撮影モードにすると、上からゆっくり絢音の痴態を撮影して行く。
「乳首めっちゃ硬い…寝てても感じとんやな。やらしい…」
ピンク色の乳首を巻き込みながら胸を揉みしだき、様々な形に変形する胸を撮影していく。
「ここも濡れて、シミ出来とる…」
言って、ストッキングを裂いてショーツをずらし、指で秘所のヒダを拡げて中を撮影する。
「…あかん。もう、辛抱できん!」
欲望が最高潮に達し、ズボンのチャックを下ろして性器を出すと、ハメ撮りよろしく彼女の膣内に自身を埋める。
「絢音…起きて。感じとる顔、撮りたい。なあ、起きて…」
「ん…んん…」
穿ちながら身体を揺さぶると、重い瞼が開き、絢音が虚な目で自分を見上げる。
「とーじ、さん?」
「うん。絢音…」
ぼんやりとした意識の中、自らの痴態とスマホを向ける藤次に、絢音の顔は真っ赤に染まる。
「や、やだ!何して…撮らないで!!」
「なんで?俺、お前やないと欲情できへんのや。せやからな?オカズ作るん、協力して…」
「オカズって…あん!!」
弱いところを突かれ声を上げて悶える絢音のベッドに投げ出された手にスマホを持たせて、彼女の顔が映るようにカメラの撮影方向を反転させる。
「自分で撮って、感じてる顔。そしたらなんぼでも、イカせたる…」
「やあ…いやぁ…」
カメラから顔を逸らして嫌がる絢音の真っ赤な耳に、藤次は囁く。
「イキとうないの?こない俺の締め付けてきよるのに…なあ…」
脚を持ち上げ根元まで挿れて穿つと、絢音は目を見開き身体を海老反りにする。
「あ…ダメっ!!もう、イクッ!!」
そう声を上げた瞬間、藤次は絢音の膣から自身を引き抜く。
「えっ…?」
肩で息をしながら戸惑っていると、藤次にまた囁かれる。
「言うたやろ?自分で顔撮影するまでイカせたらんて。」
「そんな…こんなにして…」
モジモジと太腿を擦らせる絢音からスマホを取り上げて、藤次はカメラモードを再び反転させる。
「そんなにイキたいなら、自慰行為し。見とるから。」
「えっ!?」
真っ赤になる絢音に構わず、藤次は彼女の手を取り秘所に導く。
「ほら、疼くんやろ?いつもしとるみたいに、して?」
「……ッ!!」
恥ずかしくて仕方なかったが、身体の疼きが勝り、絢音は秘所に指を2本挿れ、中をぐちゃぐちゃとかき混ぜ始める。
「一気に2本も指挿れて、やらしい…ほら、もっとカメラ見て?」
「ふ…うう…」
込み上げてくる羞恥心とは裏腹に、興奮はどんどん増してきて、胸を弄り、藤次の前で乱れる絢音。
艶やかな喘ぎ声と表情が小さな画面いっぱいに映し出され、藤次の興奮も加速する。
「藤次さん…きて…指じゃイヤ。藤次さんが欲しい…」
「俺の、何が欲しいんや。言うて…」
「そんなの意地悪しないで…動画、撮るから…」
「あかん。俺が欲張りなん、知ってるやろ?せやから、言うて?」
「…………ください。」
「なにを?」
問う藤次に、絢音はとうとう観念したかはっきりと言葉を紡ぐ。
「藤次さんのおちんちん、私の中に下さい…疼くの…お願い…」
「ほんなら、後ろ向いて腰突き出し。カメラ離したら、あかんえ?」
「うん…」
そうして後背位の姿勢になると、藤次は濡れた絢音の膣内に自身を挿れて激しく打ち付ける。
「あ!いい!ダメっ!直ぐイク!!イク!!−−−−−−−ッ!!!!」
ブルッと身体を振るわせ、ベッドに突っ伏す絢音の腰を持ち上げ、更に藤次は攻め立てる。
「あん!あん!!イイッ!!藤次さんもっと、もっと来て!!!」
ベッドに顔を寄せて、直ぐ横にカメラを構えて悶える自身の顔を撮影しながらねだる絢音の姿はとても淫らで、藤次はいよいよ我慢が効かなくなる。
「絢音アカン!そろそろ…出る!!!」
「ああっ!!!」
ほぼ同時に達し、藤次は絢音の膣の最奥に有り余る精を射精する。
「あ…あぁ…」
余韻に震える絢音を抱きしめて、藤次は囁く。
「よう協力してくれたな?ええ子や。」
「なによ、バカ…絶対ネットとかに流さないでよ…」
「阿呆。そないなことするかい。これは俺だけの、大事なオカズや。」
*
「はぁ…んっ………ッッ!!」
ビュッと手の中で射精し、藤司は荒く息を吐いてティッシュを取る。
「あのオッサン…いきなりメアド教え言うから怪しい思うてたけど、なんちゅうもん…」
手と性器をティッシュで拭い、動画が添付されていたメールのメッセージを見る。
−秘蔵中の秘蔵や。絶対ネットに流すなよ!同じ女に惚れた、男と男の約束や。−
「流せるかい。そんなんしたら、絢音に嫌われるだけじゃすまんわ。…まさか、それ見越して、ワシ試しとんか?なあ…」
はあとため息をついた後、藤司は徐に動画をクリックする。
「もっかい…「トウジさんのおちんちん下さい」のとこ、見よ…」
そうしていそいそと自慰行為の準備を始めた、若い藤司なのでした。
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