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「私、春になったら王都に行こうと思ってるんです」
リサが言った。
「ん、どうして?」
「お二人のようにたくさんの人を救いたいんです。そのために魔法学校の特待生試験を受けようと思います。私も魔法使いになりたいです!」
「おお」
ノエルが感嘆の声を挙げた。「いいと思います。リサちゃんならできますよ」とサキの優しい声も聞こえた。
ポケットの中で、僕はリサの心音が速くなっていることを感じた。この前のように恐怖に怯えているのではなく、気持ちが昂っているからだと僕にはわかった。
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