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【1】
圭亮
(
けいすけ
)
の視界の隅を何かが掠めた。 何気なく見上げると、舞い落ちてくるいくつかの白。 ああ、また雪の季節がやって来た。 あれから何度目になるのか。 視線を中空に向けて指折りそうになり、一瞬置いてやめる。 ──数える意味なんかない。これからも毎年増えるんだから。両手両足の指でも足りないくらいに、ずっと。
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