独房

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独房

 電車でうるせー子供を抱えた親に席を譲り、お釣りでもらった九百幾らかをコンビニの募金箱に入れ、道に迷ったらしい禿げに道案内をした。  そして家では味が分からなくなるほど口に食いもんを詰め込み、黒い炭酸でひたすら腹に入れ続けた。
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