1 堕ちた魔法使い

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1 堕ちた魔法使い

 1ー1 胎内の玉  「はっ・・ん・・」  もう、何時間も俺は、ベッドの上で一人身悶えしていた。  体を動かすと胎内に入れられたもののせいで甘い疼きが体を走る。  俺のものは、半分立ち上がってとろとろと白露を溢れさせていたが、いくことは許されてはいなかった。  俺は、何度もいきたくて下半身へと手を伸ばそうとしてはその手を引っ込めていた。  もし、自分でしたらあいつにお仕置きされることになる。  それは、嫌だ。  俺は、涙を眼尻に溜めてシーツを掴んんだ。  はやく  俺は、ただ扉が開くのを待っていた。  はやく戻ってきていかせて欲しい。  「ぁっ・・はや、く・・きて・・」    部屋の扉が開いて奴が戻ってきたのは、その日の夕方のことだった。  俺がベッドの上から涙を流しながら見上げているのをみて奴は、ふん、と鼻を鳴らすとベッドの脇の椅子に腰を下ろして足を組んだ。  「起きろ、ルシウス」  「あっ・・はっ・・」  命じられて俺は、のろのろと体を起こした。  その間にも尻のすぼまりに力を入れて腹の中に入れているものを胎内に留めることは怠らない。  もし、出してしまったらこの男にどんなお仕置きをされるかもしれないから。  ベッドの上に膝立ちになっている俺に男は命じる。  「見せてみろ」  俺は、自分が身にまとっている薄絹をめくりその裾を口に咥える。  白い下腹部を覆う小さな布切れが押し上げられてじわりと染みを作っているのがわかり、俺は、顔が熱くなる。  「よく我慢したな、ルシウス」  男は、にやっと笑った。  「もう、出していいぞ」  その言葉に俺は、ずくん、と心臓が跳ね、そして、尻からそれを産み落とす。  透明な粘液をまとったそれを手に取ると男は、呼吸を乱している俺に告げた。  「いっても、いいぞ」  「あぁっ・・」  俺は、無我夢中で下半身へと手を伸ばし下履きの脇から手を入れ緩く立ち上がっている自分自身のものを擦り始める。  2、3度擦ると俺は、ぴゅっと白濁を吐いて達してしまった。  ベッドの上で踞り息を荒げている俺に男は、ハンカチに包んだ玉を差し出した。  「ほら、大事にしておけ。明日からも毎日、これを腹の中に入れて過ごすんだからな」
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