体と気持ち

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体と気持ち

昨日、友人の農園でアルバイトを始める前のイチゴの選別パック詰めを体験させてもらった。祖父母が農業をやっていたけど、小さい時にキュウリやトマトを遊びで収穫したぐらいしかなく、農業の大変さなどこれっぽっちも分からないまま体験をさせてもらった。仕事はイチゴの選別、パック詰めで、パートさん2人と友人の旦那さんに囲まれて、友人から手取り足取り教えてもらいながら、何度も質問しながら2時間かけて1ケースを終えた。ライン作業の時間勝負で、パートさんの圧を受けながらやるものだと思っていた。パートさんは優しく、作業も自分のペースでできて、イメージしていたものと、少しの不安が解消された。でも、今までスーパー等でみていたパック詰めのイチゴ達は、大体の大きさだけで選別されて売られているのだと思っていたけど、1粒ごと、1パックの重さ、並べ方も細かく規定があり驚いた。 昨日はたった3時間程外出、自宅ではボーッと過ごして1日が終わったのに今朝は体が重かった。毎日の体調は朝ベッドの中で、目が覚めた時に分かるようになった。今日は動けない日だなと思った日は無理に体を起こさず横になったまま目を瞑っている。いつからか音がないと寝付けなくなり、枕元でサザエさんを流しながら寝ている。サザエさんは日常の話しなので感情に刺激を与えられないから丁度いい。これでほぼ毎日寝付けるけど、頭が冴えて考え事がぐるぐる廻る日は諦めるか、睡眠薬を追加で飲む。入院中は消灯が21時で早すぎると思っていたけど、慣れとは怖いもので、退院後も21時を過ぎるとソワソワしてきていそいそと寝支度してベッドに入っている。そんな生活なので、たまにノロノロしていると母に寝る時間だと言われる。私は小学生か。 明日は2回目のイチゴ。 昨日より早く正確に、余裕があったらあのお通夜のような空気を、どうにか変えていきたい。 イチゴは甘い。
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