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「ヒースラン王国の討伐隊、魔物の森での長期に渡る戦闘でレベル上がったね」
5〜6人で部隊を組み、3交代で8〜10部隊が魔物の森に入り討伐をする。
モンスターの気配を察知する能力が有り、上級モンスターはヴェルク大公が討伐している。
常に魔物の森にいてモンスターが出現していない時に転移魔法で兵営に戻り休む。
「隊員想いの団長だね」
ノースターの森に中級以上のモンスターが大発生。
魔素から生まれた魔族も数多く出現し、偵察へ来た。
討伐隊のレベルを上げるためにも戦闘は基本的に静観。
大負傷を受けそうな時のみ遠近魔法でさりげなく手助けをする。
「ボスの古龍、出てきた。今のヴェルク大公なら倒せそうだね。魔力と体力を回復させてあげよう」
戦闘開始したヴェルク大公に気づかないよう回復魔法をかける。
ヴェルク大公は地の古龍を半日で討伐し倒れた。
共に闘うにはまだレベルが足りないが、魔族討伐開始時には仲間に引き入れたい。
彼の事をこれから気にかける事にする。
古龍討伐で疲労で倒れたヴェルク大公に回復魔法をかけてあげようかと思ったが、彼にとってこの姿の私は勇者だから聖魔法を使うのは変な疑いをかけると思い辞めた。
だけど、中級以上のモンスターを一気に討伐するために聖魔法を使ってしまったから、ヴェルク大公に、姿を変えた勇者が実は聖女だとバレてしまったかもしれない。
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