季節外れの羽毛布団

爆誕ｯｯ☆

―――XXXX年
　ある星に水加瀬は爆誕した……そう、この地球に。爆誕したのだ。もちろんコウノトリには運ばれていない。普通に母体の中に宿ったのだ。
　もちろん羊水の中の記憶はない。残念ながら僕は記憶力の天才にはなれなかったのだ。

―――XXXX年から40週目
「おんぎゃーーーーおんぎゃーーーー」

　爆誕した。記憶が無いので敬愛するゴット・ファーザーとまみーから聞いた話をする。最初に生まれて話したのは”おぎゃーーー”らしい。普通のbabyだ。

―――ハイハイをし始めた頃
父「セオ！ちょっとこっちに来て」
ベビ水「ばぶ？」
　ぱくりんちょ
べビ水「ばぶ！？？」
　僕が母乳から離れて粉ミルクと順序を追っていると突然ゴッド・ファーザーから味覚の成長に横やりが入れられた。幼子ながらに衝撃だったと思う。
　そう、ファーザーが食べさせたもの、それは……

　抹茶アイス！！！

　この世で母の乳から離れてすぐに食べるものが抹茶アイスだったbabyなんて僕ぐらいだろう。もし同じ体験をしたっていう人がいたら是非とも仲良くなろうではないか。
　その抹茶を食べてからというもの、今でも抹茶が好きだ。旅行先で抹茶粉を買うぐらいには好きだ。
　余談だが、僕を病院に連れて行ったときに父は抹茶アイスを食べされた事を医者に行ったら「お父さん、ダメですよ！！」と言われたらしい。本当に罪な男だ。

―――また別の年
まみー「セオ！何飲んでるの！」
べビ水「ばぶ？」
まみー「お父さん！ここに置かないでって言ったでしょ！」
べビ水「あーぶー（ごくごく）」

　すぴーすぴー

この流れで察している者も多いのではないでしょうか。そう、僕が当時飲んでいたもの。

　日本酒！！！

　またしてもこのbabyやりよったな……と思いましたか？そう、僕なんでね！やりますよ！そしてこの話のオチ。普通日本酒ならカップ酒か瓶。どっちかを想像しますよね？ノンノン。ここで格の違いを見せるのが水加瀬さ。

　2L紙パック　ラッパ飲み

　babyの癖に早くもお酒デビュー！いや、早すぎやろ！！って思いましたよね？ね？安心してください。異常な速度です。まみーから聞いた話ですが、ラッパ飲みした後はぐっすり寝ていたらしいです。その寝顔のなんとかわいらしいこと！かわいいのと何をしても許されるのはbabyの特権ですね。

　本当はまだまだ語りたいべビ水エピソード。しかしさすがにお食事中の方がいるのでお下劣な内容は控えましょう……。仲間たちにばれたら処刑モノです。

　お次は児童期の僕のお話です。