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ショーツが見えるほどの布地の少ないローライズのデニムとへそが出るほど裾の短いTシャツを着た悦子が、地下への階段を降りて行き、ドアを開けた。
薄暗い地下室の真ん中には裸電球が一灯、天井からぶら下がり、その下には大きい木製のテーブルがありその上には工具の入った箱などが置かれていた。そしてそのテーブルの前に丸椅子を置き、そこに座って作業する三つ編みで黒い丸縁メガネの女性がいた。
地下室に入るなり、「よう、里々。日曜なのに精が出るねえ」と悦子は声を掛けた。
「悦子さん、なんか嬉しそうですね。いいことあったんですか」
(続く)
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