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幼馴染と同居生活
「お帰り隼人。疲れたでしょう?」
「ただいま美羽。まぁ少しだけね」
私は玄関で仕事帰りの同居人を出迎えた。
私、葉山美羽。現在29歳。
仕事は保育士をしている。
今日は私の方が帰宅が早いから、ご飯を作って幼馴染の同居人隼人を出迎えた。
隼人は部屋に入るなり、鼻をすんすんと動かす。
「カレーの匂いがする!」
「実はカレー作りました!」
彼の名前は遠山隼人、5カ月前に30歳になったばかり。
職業はパイロットで、1日中帰って来なかったり、夜の帰宅が遅かったりまちまちだ。
隼人とは幼稚園の頃から一緒で、小、中、高、大と同じ学校。
大学では同じサークルに入っていたので、本当にずーっと一緒。
職場は違うけど、大学卒業してから一緒に暮らしてるため、もうかれこれ25年くらいの付き合いになる。
下手すれば親よりも一緒にいる時間が長いかもしれない。
そんなわけでお互いの知らないことはないってくらい、相手のことをよく知ってるんだけど、私たちはあくまで幼馴染の関係。
付き合ってるとか、男女の関係があるとかは全くない。
「はぁ~美羽のご飯食べられるなんて嬉しいよ」
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