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雪の想い出。
どこに埋めたかわからないビールを探した体は冷え切ってしまい、カップラーメンを食べて暖をとったこと。
雪の想い出。
助手席で寝ているあなたとはウラハラに、眠れない自分は街灯を照明にして降り続く雪の多さが際立った長い夜が不安だったこと。
雪の想い出。
とりあえず缶ビールを補充しに行こうと1人で自販機施設にむかう途中、建物から流れている歌はエンドレスで、ラルクのWinter fall🎵だったこと。
雪の想い出。
スキーをしてから宿にむかう予定でいたけど、1本滑ってきてからあなたが体調を悪くして食堂で動けなくなったこと。
雪の想い出。
そのころあなたの持病だった心臓の調子が寒さに弱いことを知らなかった自分は、ただ回復することを待つしかできなくて、ロッジで半日、胸を押さえて食堂のテーブルに突っ伏してるあなたの横で、背中をさすりながら人間観察をしていたこと。
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