友達を守りたい ~ステファニーSide~

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 ロザリアと、ヒルドとの関係で二人で話していたら盛り上がったから、もっと沢山お喋りしたくて二人でサロンに行きましょうと私は提案した。ヒルドにテオドールへの言伝を頼んでいる最中にテオドールが戻ってきて、あれこれ話していたらロザリアのところに行くのが少し遅くなってしまって…………      ホールの扉から廊下に出ると、不自然なほど誰もいない。辺りはシーン……と静まり返っている。    案内係は?警護にあたっていた騎士は?いくら王宮とは言え必ず安全とは限らないのに誰もいないなんて――    嫌な予感がしてサロンの入口を見ると、僅かに開いていので、そっと中を覗く――――ロザリアを布でぐるぐる巻きにしている男がいる事に気付く。    友達の窮地にすぐさまサロンに入った――    「そこのあなた、その女性は私の友達なの。置いていってくださらない?」  私は出来る限り相手を刺激しないように…………尚且つ少しでも時間を稼ぐように話した。早くヒルドかテオドールが来て…………  「…………それは出来ない頼みですね。私がここにいる事は目を瞑ってもらいたいところですが…………そうもいかないようですね」  
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