玉座の間

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玉座の間

 険しいお話しが続いてすみません~~!<(_ _)>このお話で一旦落ち着きますので!><   ~・~・~・~      皆、勢揃いね…………両開きの扉が開いて私が入ると、王族たちは一斉にこちらを向く。  それと同時に王妃殿下や側妃達、兄弟姉妹は皆、一様に私に憎しみの目を向けていた。一体どうして?ボルアネアに厄介払いしたのは自分たちなのに――  私は兵に腕を引かれて、レッドカーペットの中央まで連れて行かれた。  「ようやく戻ったか……ロザリアよ。元気そうだな」  「お父様もお元気そうで…………」  「はっ!お元気そう、ですって?我らがどんな生活を強いられているかも知らずにぬけぬけと…………そなたは随分ボルアネアで優雅な生活をしているようではないか」  突然口を開いたのは王妃殿下だった。私があちらでどんな生活をしていようと、皆には関係ないわ。私を自分たちの保身の為にボルアネアに差し出したのは皆なのに…………  「……私は与えられた生活の中で、慎ましく生活をしているだけです。この結婚は両国で決めたものではないのですか?」
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