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「……いい子だ。愛してるよ、ロザリー……」
なおもテオ様の口づけは止まらない。私の舌よりも2回りくらい分厚いテオ様の舌が口内で嵐のように動き回り、舌と舌をこすり合わせて味わっているのが分かる。
食べられているみたい…………その感覚が少しも嫌ではない。むしろ気持ち良くてずっと味わっていられるような感じがしてしまう。私、おかしくなってしまったのかしら――
「ふっ…………すっかり蕩けた顔をして」
「っ……」
やっぱり私、だらしない顔をしているんだわ……でもテオ様が愛おしそうな表情を向けてくれるから、不思議と恥ずかしさは感じなかった。
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