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なんだろうと手を伸ばしてやわやわと触ると、テオ様から声にならない声が聞こえてきて「ロザリー、そんな風に触られると…………っ」突然艶めいた声を出した。
「え?」
テオ様の顔を見ると苦しみに耐えているような、何とも言えない表情をしていた。私はもしかしたら触ってはいけないものを触ってしまっているのでは………………
「ご、ごめんなさい!」
「……っん」
手を引っ込めながら謝ったけど、テオ様の気持ちよさそうな声を聞いて、いつもなら申し訳ない気持ちに駆られるのにその時はゾクッとしてしまって……
「……ここを触られると、気持ちいいのですか?」
私の言葉にテオ様は「ああ…………凄く……」と正直に言ってくれた。夜着の上から触っていても気持ちいいんだ……私ばかり気持ちよくしてもらっている気がする。私もテオ様を気持ち良くしてあげたい。
「どうすれば、もっと気持ち良くなりますか?」
「っ…………いいんだ。今日は君を愛したいから、それはまた今度で」
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