和服の銃少女には御用心を

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「話を聞く気になったかぇ?」 「……分かった。話せよ。俺はもうそれどころじゃないから」 「ほぅ。そんなに妾との接吻に心を弾ませてしもうたか。さてはお主――」 「お前が無理矢理押し倒して奪ったんだよ。クソ、目覚めたら見た目小学生の少女が添い寝しているとか……心臓に悪いわ」    というか、かなり寝たはずなのにまだ体がだるい。腰なんて石でも詰め込んだみたいに重かった。それだけ俺のダメージは大きかったのだろう。  あの戦闘でかなりの数の骨を折ったようだし……。  それから、俺はあの後のことについて説明された。  まず、メフィスはすでに倒された。トドメを刺したのは目の前の着物少女で、俺が奴の動きを鈍らせていたから簡単に倒すことができたという。その話を聞けば、俺はあと一歩の所まで来ていたんだなと実感する。  そのメフィスだが、元々は目の前の少女が京都で討伐しそこね、そして彼女から逃げるように与那国島へと渡ったという。彼女はこのことについて布団の中で俺に謝り続けていたが、絵面的に俺が悪者みたいな感じだったため、俺は即座に切り上げさせた。  次に、俺のことだ。どうやら俺はあの後、3日もの間意識を失っていたようだ。洞窟で倒れていた俺は町まで運び、それから救急車で運ばれた。任務の報告については、俺の代わりに彼女がやっておいたという。  取りあえず、ここまでの経緯は理解した。だが、目の前の問題については解決されていなかった。
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