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その後、俺は与那国島から京都へと異動させられることになった。
上位暗魔討伐の功績で1級へと昇格したのは喜ぶべき成果だが、俺の隣にいる者の存在がそれを霞ませた。
「和道。お主、今何を考えておった?」
「別に。あの時はよくも大切なものを全て奪いやがって、と思っていただけだ」
「ほぅ。そんなことを宣うか。今晩は覚悟するがよいぞ」
ハァッ~、今すぐ与那国島に帰りたい。
お前ら、妖しい恰好をして怪しい物を持っている人にはくれぐれも気をつけろ。そして、必ず最大限の準備をしてから物事には対処せよ――特級ハンターと強制的にバディを組まされた1級ハンターとのお約束だ。
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