緩やかに落涙からの依頼

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 五分ほど話してから通話を切ると、僕に振り返った。 「こいつ倒してセーブしたら出掛けるよ」 「受けるのか。わけが分からない依頼のようだったけど」 「でも依頼料が十万、報酬が三十万だって。充分でしょ」  彼女がそう云うなら、僕に異を唱える理由はない。支度(したく)に取り掛かる。
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