生き残り

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生き残り

学校は、大惨事だった。先生と校長先生3人と生徒1人と刑事2人が殺された。警察の対応に不満ができ、そして学校のセキュリティ問題も問題視扱いになった。学校はしばらく休校になった。福田さんと草薙さんが、わたしの自宅に来てくれた。そして、聞いてきた。ヤツに間違いないかと。わたしは、間違いないです。と答えた。 福田さん曰く、ヤツは、おそらく、また、キミを狙っているだろう。と言った。ヤツに狙われた子供達は必ず殺される。だから、警護を増やすと言った。ただ両親は、不満を言う。警護しても、学校にまで入ったじゃないか?!あなた達、何してたんですか?と怒鳴る。福田さんと草薙さんは謝る。人数を倍にします。お嬢さんは必ず守ります!!と福田さんは約束した。 そして、わたしは、眠くなった。一眠りする。 また、夢をみた。それは、また、あの少年だった。1人で遊んでいた。覗いてみた。動物の死体、猫の首をカッターナイフで切り取っていたのだ。ポタポタと流れた血を啜っていたのだ。 わたしに気づいたのか、偶然か、わたしの方に向かいニヤリと笑っている。そして夢から覚めた。この2日間、悪夢続きだった。そして、外を見る。警察がわたしの自宅で警護している。わたしは、あの殺人鬼は、人間じゃないと思った。殺しを淡々としている。まるで機械だと。わたしはスマホで、彼を調べた。出てきた情報は少ない。年上とは分かっている。性別は男性だ。仮面を付けているのは、全身が火傷を負っていて、醜い顔を隠すために仮面を付けているらしい。生き残りはいた。殺人鬼、口裂きジャックに襲われたという人にダイレクトメールをした。男性か女性か分からないが、とにかく情報が欲しかった。そしてダイレクトメールから返事がきた。同じ年くらいみたいだ。そして会う場所を決めた。
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