口裂きジャック再び

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口裂きジャック再び

福田さんと別れ、夜になったので自宅まで車で送ってもらった。途中、バイパスを使う。すると、声が聞こえた。 「赤色、黄色、青色。どっちが好き?」 あの殺人鬼の声が聞こえた。そして、車の目の前から、バッと現れた。そして、車が、回転した。回転した衝撃で警察2名は気を失ってしまった。そして、わたしはひっくり返った車から逃げ出した。そして、目の前にあの殺人鬼がいた。 「赤色、黄色、青色。どっちが好き?」 と聞いてきた。わたしは、頭から血を流しながら、聞いた。なんでわたしを狙うの?どっか行ってください!!とハッキリ言ってやった。殺されるのを分かっていたが、殺人鬼はまた、聞いてきた。わたしは耳を塞ぐ。殺すなら殺せ!!と叫ぶ。 すると、パン!!という音が響いた。気を失っていた警官1名が彼に拳銃を撃つ。右足に一発、そしてパン!パン!と撃つ。左肩と右脇に当たる。血を流していた。殺人鬼は、ナイフを警官に投げた。警官の右肩に刺さる。ぐぁ!!と言いながら、また3発当てた。もう1人も目を覚ました。そして、拳銃で撃つ。計12発当てた。殺人鬼はふらついて倒れた。そして、無線で応援を寄越した。わたしは、怪我人の警官達を助けに入った。救急車とパトカーが数台きた。殺人鬼、口裂きジャックも搬送された。そして、わたしは助かった。後で分かったことだが、乗っていた車は、細工されていたそうだ。わたし達も搬送された。あの殺人鬼も一緒だった。そして、わたしは眠ってしまった。そして夢をみた。あの男の子だ。母親らしい人にまた、殴られていた。そして、ジッポライターのオイル?を取り出して、男の子にかけた。そして、火を着ける。男の子は悲鳴をあげ、転がる。酷い火傷だった。身体全体が焼けただれていた。そして、ハロウィンの仮面を母親が男の子につけた。 わたしは、分かった。これはあの口裂きジャックだと。口裂きジャックの記憶だ。なぜ、わたしは彼の記憶が読めたのか分からない。 そして、目を覚ました。病室だった。両親がいた。そして、良かった~!!と涙を流していた。外はまた、雪だった。福田さんと草薙さんも来てくれた。わたしは聞いた。口裂きジャックも入院してますよね?と。福田さんは、そうだ、と言い、ヤツは死んでないよ。と言う。わたしは夢の話しをした。彼の話しをした。信用出来ないと分かっていたが、話しをしたかった。福田さんはフムと聞いていた。草薙さんはあまり信じていない。むしろ、気を落ち着かせていた。彼は、死んでいる人間だと説明した。 わたしの話しを聞いた福田さんが言う。 「俺は警察署でさっきヤツは人間じゃないと言ったね?その通りだ。警官2名の銃撃12発の弾丸は、既に身体から飛び出した。そして、キズがもう塞がり始めているんだよ。やはり、ヤツは怪物だ。今、病室にいるんだ。勿論手錠しているんだ。ヤツは危険すぎるからだ。今10人体制でヤツを見張っているよ」 わたしは、あの殺人鬼は何かわたしに伝いたいことがあると思った。そして、こんなことをしているんだと。
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