第4話 意地っ張り's 転校生inお節介sクラス①

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 遥かかなたに飛んだと思ったんだ、あの時…。すっごいカッコよかったな。  同じコートの同じ場所で、感嘆した西門のジャンプ。東雲はそっとドアの側から離れると、自転車置き場に向かって歩き出した。  バスケットと仲間を大事にしている西門。ツレになろな! 楽しそうな西門の笑顔。思い出すと首の辺りがチリチリと痛んだ。  やっぱり…謝らなくっちゃな…。そんなつもりはなかったんだけど…。やっぱり、バカにしてたのかな。東京以外、ダメだって…。ホントは来たくなかったから…。西門が怒るのも無理ないよな。  そうは思うものの、なかなか言い出せず数日が過ぎた。
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