第5話 意地っ張り's 転校生inお節介sクラス②

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「え?」  西門を見上げた茶色の瞳。くっきり二重で流線型の目、細めの眉、高い鼻、薄くてピンク色の唇。小振りの顔の中に理想的に置かれた形の良いパーツたち。どれもキレイなのにさりげなく、主張しすぎずバランスがいい。ちょっと中性的な印象だ。 「さすが東京モンや」  不思議そうに見つめてくる茶色の瞳。  ほおおお~特に目がキレイやん? ちょっと笑わんかな~。そんなに見られると照れるやんか。何や、おもしろそうやな~。  西門の頭の中で忙しく思考が点滅する。ピカッと何かが頭上で光った気がした。  よっしゃ、決めたで! わい、コイツとツレになんで! 絶対、なんで~~!! テンション爆上がりや!  思わず立ち上がってガッツポーズを決めたいぐらいだった。  そんなこんなで、あっという間に過ぎた4月。  東京モンって、ホンマ、おもろいわ。何も知らんし、何やっても目ぇパチパチさせて驚くし。でもって、なんやキレイし。東雲は一緒におって飽きへんわ~。もうツレやんな!
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