第6話 関東's転校生in本場たこパ

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「最初、ツンとしとったよな」 「東京モン、気取ってるう⤴って感じやったな」  またひとしきり笑い声が上がった。東雲も一緒に笑ってしまった。  どんな風に思われてたんだか…。しょーがないだろ、それが普通なんだから。それにしても、可愛いはないよな。 「あのさ、俺、男なんだから…」  東雲は口を尖らせたが、隣で叫んだ阿部の声にさえぎられる。 「あ! ミスコンどぉや? 学祭の!」 「おお! ええやん! 東雲なら優勝やで!」  栗栖が大声を上げてタ〇ガースのメガホンを振り回した。クラスの連中がタコヤキやら焼きそばやらを頬張りながら、おおー!と気勢を上げる。 「ちょ、ちょっと!」  いや、何だ、それ。ミスコン? そんなの絶対、お断りだから。 「な、圭! 東雲ならいけるで!」 「え?」  西門はそやなと言いかけて慌てて口をつぐんだ。 「ちょい待ち。東雲、めっちゃ嫌そうな顔してるやん。大体、そんなん先の話やし…。今日は歓迎たこパやで、そんなんどーでもええやん! それより…第二弾はチーズ味やで!」
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