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今までは考えていなかったが、将来の為に、会社経営の勉強をするのも有りだな。
和馬が産まれたら、次は裕馬。
我が子が何かやりたいと言った時、何でもさせてやりてぇ。
その為には、ある程度の金とある程度の自由は必要になる。
「決定だな」
遥はそう言うと帰って行った。
「なんだかんだと言って、松尾が儲かるように考えてやがる。あんな楽しそうな若を見んのは、隼人が生きている時以来だ」
綾雅さんの言葉を聞いて、思い出したのは、遥の側近が撃たれた事件。
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