(23)

28/28
前へ
/350ページ
次へ
遥を守る為に、自ら相手の弾を正面から受けた奴。 眉間を撃ち抜かれ亡くなったと聞いた事がある。 仮に目の前で、恭平が俺を庇い同じように亡くなったら…… 考えるだけでも、胸ん中がえぐられる感じになる。 恭平の面倒を見てくれてる遥も、俺の大事な家族の1人。 一般人とか、極道とか、そんなのは関係ねぇ。 人間と人間。 そして男同士の絆が俺達にはある。 「松尾、お前も良い顔付きになったじゃねぇか」 綾雅(りょうが)さんの言葉を聞いた俺は仕事を再開した。 だから考えてもいなかった。 後日、思ってもねぇ奴等と対面する事になるとは……
/350ページ

最初のコメントを投稿しよう!

242人が本棚に入れています
本棚に追加