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そう言えば、今回、入院した私の所に遥さんは1度も来ていない。
「遥は遥なりに考えがあるから忙しいんじゃろ」
お爺さんの言葉に頷いた私。
正直、極道の世界は知らないし、遥さんが若頭として、どんな仕事をしているのかも知らない。
だからと言って、遥さんに聞こうとは思わない。
たぶん、聞いたとしても、分からないと思から。
「んじゃ、また明日」
1人で話すだけ話した恭平君は、お爺さんを連れて病室を出て行った。
恭平君とお爺さんが居なくなると静かになる病室内。
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