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相変わらず、病院の中にある病室に慣れる事はない。
それでも、夕方になると和樹が病室に来てくれるから、入院している事が苦痛だと思わなくなっている。
「日曜日も出かける。帰ってくるのは、いつもの時間だ」
いつもの時間に戻ってきた和樹が言った言葉に頷く私。
「今の内にやっておきてぇ事があっから悪い」
「大丈夫だよ。此処は病院だし、明美先生もいるから。でも、無理だけはしないでね」
「それだけは約束する」
和樹とそんな会話をして眠りについた。
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