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昼食を食べ終え、恭平君が持って来てくれたスケッチブックに絵を描いていた。
和樹の身体に入れる蓮の華の下絵。
何かに夢中になっていると、時間が経つのが早いから、スケッチブックと色鉛筆を持って来てくれた恭平君に感謝している。
下絵を描く事に夢中になっていた私。
そんな中、突然、ノックもなしでドアが開いたから視線を向ける。
ドアを開けたのは、知らない人。
「あなたが、如月裕香さんですね?」
問い掛けに答えず、その人を見ていると、その人とは別に年配の男の人と女の人が病室に入って来た。
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