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「病院を替わる気持ちはありません。それに、あなた方の話しを和樹は知っていますか?」 「和樹の許可など必要ない。お前は、黙って私達の指示に従えば良い。これは、松尾家の決定事項だからだ」 私の言葉に、そう返してきた和樹の父親らしい人。 どれだけお金を積まれても、この人達には従わない。 「私は、和樹と離婚する気持ちもありません。そして、産まれてくるお腹の子と離れる気持ちもありません」 和樹の父親らしい人を見据え私が言った言葉。
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