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「黙りなさい。あなたの気持ちなんて関係ないのよ」
バシーン!
和樹の母親らしい人は、私の近くに来るとそう言った後、私の頬を打った。
あまりにも理不尽……と思う私は、息苦しさを感じ始めた。
だけど、私は、この人達に負ける訳にはいかない。
「あなた方は、和樹を絶縁したはず。それなのに何の権利があって無断でこの病室に入り、何の権利があって私の頬を叩くのですか?」
息苦しさを感じながら、冷静に私は和樹の両親に問い掛けた言葉。
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