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「良いガレージを見つけたから、日曜日に見に行くぞ」 遥からそんな連絡がきたのは、土曜日の夕方。 裕香に出かける事を告げ、病院の駐車場に停めてある車に乗り、指定された住所に向かった。 着いた時には、遥と恭平の姿がある。 「中を見て決めてくれ」 車から降りた俺に、遥が言った言葉。 閉まったシャッターの傍に、出入り口となるドアがある。 鍵を解除させた遥が先に入り、その後から俺と恭平も中に入った。
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