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病院に着いてから、先に爺さんの病室に行く。 「なんじゃ、今日は3人一緒なんじゃな」 俺達の姿を見て、そう言った爺さんに『裕香ちゃんのとこに行くよ』と言った恭平。 『なら、行こうかの』と言った爺さんを連れて、裕香の病室に向かった。 裕香の病室の近くで、病室のドアが開いたままになっている事に気づいた。 『……とりあえず、お引き取り下さい。お腹の子は、松尾家の子ではなく、和樹の子なんです』 病室に足を進めた時に、聞こえてきた裕香の声。
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