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俺の腕の中で、ぐったりした裕香。
病院の中にいるが、看護師には言わないで、真殿の携帯に電話をかける。
『何かあった?』
「裕香が過呼吸を起こして、意識を失った」
『すぐに行くわ』
真殿とそんなやり取りをして、通話を切る。
「あんさ、裕香ちゃんの頬が赤いのは何故?」
「なんだと、俺の大切な妹に手を出したのは誰だ?」
なんて言ったのは、ドアの所に立っている恭平と遥。
少しして、遥と恭平の間を通り、真殿が病室に入って来た。
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