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「このままだと、和馬君に悪い。だから、帝王切開になるけど、良いわね?」 裕香の状態を診察した真殿の言葉に『頼む』と言った俺。 真殿は、強く頷いた後、看護師に指示して裕香を運んで行った。 「御主達は、誰じゃ?」 部屋の中に居る奴等に、そう問い掛けた爺さんに、答えたのは恭平。 「過去に、和樹の親だった奴と、その秘書。国会議員だか知らないが、俺は嫌いなんよね」 裕香の事は気になるが、真殿がついている。 だが、今は、コイツ等が何故?此処に居るのか知る必要がある。
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