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「俺達が生きているのは金の為や自分の欲の為じゃねぇ。
お互いを想いやり絆を深め生きている。
松尾の名を名乗っているのも、てめぇ等の為じゃねぇ。
てめぇ等を見返す為だ。
俺はてめぇ等のような親にはならねぇ。
俺の家族は、裕香と爺さん、そこに居る柳瀬組若頭と恭平なんだ。
こんな訳の分からねぇ金を受け取る程、俺も裕香も腐っちゃいねぇ」
「国会議員をしていられるのも、今だけじゃ。
確か汚い金で身内を含め議員になっとる事は知っておる。
筒井竹蔵を御主達は怒らせたと言えば、馬鹿でも分かるじゃろう」
俺の言葉の後に爺さんがそう言うと、目の前の奴等は金を拾い逃げる様に、病室から出て行った。
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