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「爺さん、和樹の弟の翔太。翔太、この人は俺達の爺さんだ」 爺さんに声をかけた後、翔太にも声をかけた。 「初めまして。松尾翔太です」 翔太が頭を下げた時、爺さんが俺を見た。 「色々と事情があって、翔太は家を出てきたんよ。だから面倒をみてやろうかと」 「ふむ。それも良かろう」 詳しい事情を聞かないのが、爺さんの良いところ。 「どれ、一緒にレイちゃんの所にでも行こうかの」 なんて言う爺さんと一緒に裕香ちゃんの病室に向かった。
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